各出場者の発表テーマにもと続いてトークが始まり展開していった。

中国のソ・リさんのテーマ「私の水」では会場の留学生にも参加してもらい「京都の水」はおいしか・まずいかを評価した。約6割が「おいしい」と判定した。中国のカンエイレンさんは「石川県の水は手をつけただけでも違いがわかるほど澄んでいておいしかった。

京都の水はベストではなく、6割のみんなもそう思っていはず、もっとおいしくしてほしい」

　マレーシアのイスラム教徒のムハマドさんに司会者が宴席でのお酒の断り方を伝授。敬意を表して杯をつぎにきている相手を傷つけないように「私は飲めません」いといい、ジュースかウーロン茶をリクエストする。

　韓国のキムさんのテーマに関連して民族衣装として日本の「着物」は美しいと思うかどうかという問いかけのに客席の留学生も含めて全員が「美しい」と答えた。

　続いて「いまどきの日本人の若者の茶髪、金髪をどう思うか？」

の問いかけにはベトナムのグエンさんは「普段は似合っていてカッコいいが、ヨーロッパ人、アメリカ人に似せているものであり着物を着るようなシチュエーションではどうかと思う。」

キムさんは「私は日本の若者の流行が大好きで、それが美容業の経営の支えとなっていてありがたい」と述べ会場の笑いを誘った。「韓国のチマチョゴリは日本の着物ほど大切にされていない」「成人式に着物を着る文化がうらやましい」「若者のカラーセンスがすばらしい」

「日本の文化は守ってほしい」

　中国のカンエイレンさんのスピーチの「古いしきたりを打破してもっと活力のある国になってほしい」に関連して司会者が芭蕉の不易＝変えてはいけないことがあることを述べた。

　韓国のチョイさんの「先輩・後輩」では出場者の各国とも「先輩を尊敬」することはあっても、日本の社会ほど意識することはないと回答。マレーシアのムハマドさんは中学高校とも「軍」の学校だったが日本ほど「先輩・後輩」を意識することはなかった。中国では日中合弁会社では意識される。

　司会者「日本でも体育会系のクラブ以外では年功序列は薄れてきている。」

　ベトナムのグェンさんは「ベトナムの独身女性は、根強い伝統的偏見に苦しめられていますが、仕事や社会貢献をより大切に考えている人の中で独身を選ぶ人が増えている」