ライオンズクラブとは


目的
社会的奉仕活動(アクティビティ)を職場や個人で行なうだけではなく、ライオンズクラブという団体を組織し、チームワークを発揮して行なうことによって、有意義な効果をあげることができるように組織された団体です。
スローガン
Liberty Intelligence Our Nation's Safety
(自由を守り、知性を重んじ、われわれの国の、安全をはかる)
モットー
We Serve
(われわれは奉仕する)
ライオンズの誓い
「われわれは知性を高め、友愛と相互理解の精神を養い、平和と自由を守り、社会奉仕に精進する」
組織
ライオンズクラブは、「ライオンズクラブ国際協会」という世界最大の奉仕団体に所属する単位クラブです。
全世界では約4万クラブ、150万人の規模をもっていますが、日本は世界第3の規模で約3千クラブに17万人の会員数です。また、それぞれの単一クラブは多少の違いはありますが、10人から100人ぐらいの人員で構成されています。
会員
豊かな知性と道徳心の持ち主で、地域社会で声望のある成年の男性および女性は、規定にしたがいライオンズクラブの会員になる資格がありますが、入会はクラブメンバーの招請によってのみ可能となります。
そして当クラブ会員が推薦者(スポンサー)となって手続きを進めます。
また、会員はクラブの請求にしたがい会費を支払います。
歴史
万国共通の白い杖はライオンズクラブの奉仕活動の産物です。

1930年、L.ジョージ・A.ボナム(当時イリノイ州ピオリアライオンズクラブ会長)は、ある日繁華街を歩いているとき、一人の盲人が交通ラッシュの道路を横断しようとして、立往生しているのを目撃しました。
ボナムは「自分は目が不自由なのだと、ドライバーに知らせる方法が何かあるはずだ」と、彼は白い杖を思いつきました。
クラブはこれを承認、白い杖を作り、ピオリア市の盲人に無料で贈りました。そして市議会では、白い杖の持ち主に交差点での優先権を認める条例を可決しました。

また、1925年第9回ライオンズクラブ国際大会においてゲストスピーカーの
ヘレン・ケラーが
「ライオンズよ!闇を開く聖戦の騎士たれ」
と呼びかけて以来、盲人を助け、眼を守る運動はライオンズクラブの奉仕活動の大きな柱になっています。

ヘレン・ケラーについて

1925年度ライオンズクラブ国際大会(アメリカ合衆国オハイオ州シーダーポイント、1925年6月30日)でのヘレンケラーのゲストスピーチです。
これに感動したメンバーは「視力保護と視覚障害者福祉」をライオンズクラブ奉仕活動の大きな柱にすることを決意しました。

ヘレンケラーとサリバン先生


ヘレン・ケラーのスピーチ

親愛なるライオンズとご婦人のみなさまへ
 「素晴らしいチャンスと出会えるのは,気まぐれな女性との出会いと同じだ」という伝え話をあなた方は、聞いたことがあるでしょう。

彼女は全てのドアのたった一つだけをノックして、すぐにドアが開けられないなら、通り過ぎてしまい、二度と戻ってこないような気まぐれな女性です。

 すごく魅力的なご婦人は決して待ってくれません。あなたは外に出て、彼女をつかまえないといけません。

私はあなた方にチャンスを与えます。
私はあなた方のドアをノックしています。
私はあなた方に受け取ってほしいのです。
いくつかの素晴らしいチャンスがあなた方のドアをノックするとき,
「あなた方が何をすべきか」ということをチャンス自身は教えてくれないでしょう。

私は,あなた方が最も魅力的に感じるものを選択しなければならないと思います。
あなた方が私の提案を受けいれてほしいです。

私はここで一番若く,
そして、あなた方に提供するものは奉仕の光り輝く、素晴らしいチャンスでいっぱいです。
アメリカ盲人協会はたった4歳です。

協会は、目が見えない事によって引き起こされる、盲人のために最低限必要なことをするということから脱却しようとしています。
今,全国的で,国際的な視点が重要です。
それは今までにたどり着いた我々の課題についての最も良い、そして最も賢明な考えを明らかにします。
その目的は,彼らに普通の行動の喜びを与えることと彼らの経済的価値を高めることによってどこでも,盲人の生活をいっそう価値があるようにすることです。

もしあなたが今日,突然に盲目になった時にどう感じるか想像してください。
あなた自身が真昼に,真夜中のように手探りをし,そしてつまずいていることを思い浮かべて下さい。
あなたの仕事、あなたの収入がなくなってしまうことを思い浮かべて下さい。

その暗闇の世界であなたは、もし友人があなたの手をとって、
「私について来て下さい、私は、あなたに、あなたが目が見える時にできていた幾つかの物の使い方を教えましょう。」
と言ってくれれば、嬉しくないでしょうか?

もし目の見える人々が必要な助力をしてくれれば、この国のすべての盲人のためへと成長しつつある協会の友人といえるでしょう。
あなたはすこしは書物を通じて聞いたことがあるでしょう、
他の人の心の光線が私の心の暗闇を開いてくれたので、私が私自身を見いだして、世界を見いだし、神を見いだしました。
私の先生が私について研究して、そして私が捕らえられていた暗闇と沈黙の牢獄を打ち破ってくれたことにより、私は、私自身のためと他人のための仕事ができるのです。

我々がお金よりもっと欲しいのは「思いやり」です。
贈り主の同情と興味がない贈り物は空っぽです。
もしあなた方が「思いやり」をプレゼントしてくれるなら、
もしあなた方と私によって、この偉大な国の人々が「思いやり」をプレゼントしてくれるようになるなら、
盲人が本当に盲目に打ち勝つでしょう。

私があなた方に、ライオンズに持ってきたチャンスはこれです、
「アメリカ盲人協会の事業を育て、後援する。」

予防可能な盲目を無くし、軽度の難聴を無くし、教育を受けられない盲目の子供を無くし、保護を受けられない盲目の男女を無くす日を早めようとする私を手伝ってくれませんか?
私はあなた方ライオンズに、自分の視覚、自分の聴覚を持っているあなた方に、強くて、勇敢で、そして優しいあなた方に訴えます。

「あなた方は、この暗闇を撲滅する聖戦にあなた方自身を盲人のための騎士として組織してくれませんか」

ありがとうございました。

ライオンズクラブ国際協会のホームページの「HELEN KELLER'S SPEECH」を翻訳しました。
原ページが見当たりませんので原文を掲載します。

Dear Lions and Ladies:

I suppose you have heard the legend that represents opportunity as a capricious lady, who knocks at every door but once, and if the door isn't opened quickly, she passes on, never to return. And that is as it should be. Lovely, desirable ladies won't wait. You have to go out and grab 'em.

I am your opportunity. I am knocking at your door. I want to be adopted.
The legend doesn't say what you are to do when several beautiful opportunities present themselves at the same door. I guess you have to choose the one you love best. I hope you will adopt me. I am the youngest here, and what I offer you is full of splendid opportunities for service.

The American Foundation for the Blind is only four years old. It grew out of the imperative needs of the blind, and was called into existence by the sightless themselves. It is national and international in scope and in importance. It represents the best and most enlightened thought on our subject that has been reached so far. Its object is to make the lives of the blind more worthwhile everywhere by increasing their economic value and giving them the joy of normal activity.

Try to imagine how you would feel if you were suddenly stricken blind today. Picture yourself stumbling and groping at noonday as in the night; your work, your independence, gone. In that dark world wouldn't you be glad if a friend took you by the hand and said, "Come with me and I will teach you how to do some of the things you used to do when you could see"? That is just the kind of friend the American Foundation is going to be to all the blind in this country
if seeing people will give it the support it must have.

You have heard how through a little word dropped from the fingers of another,
a ray of light from another soul touched the darkness of my mind and I found myself, found the world, found God. It is because my teacher learned about me and broke through the dark, silent imprisonment which held me that I am able to work for myself and for others. It is the caring we want more than money.
The gift without the sympathy and interest of the giver is empty. If you care,
if we can make the people of this great country care, the blind will indeed triumph over blindness.

The opportunity I bring to you, Lions, is this: To foster and sponsor the work of the American Foundation for the Blind. Will you not help me hasten the day when there shall be no preventable blindness; no little deaf, blind child untaught; no blind man or woman unaided? I appeal to you Lions,
you who have your sight, your hearing, you who are strong and brave and kind.
Will you not constitute yourselves Knights of the Blind in this crusade against darkness?

I thank you.


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