京都ウエストライオンズカップ少年ラグビー大会の主催

 本年CN50周年を迎える京都西ライオンズクラブでは、予てより奉仕活動の主眼を青少年育成において、レオクラブの運営、YCE事業の推進を図ってきております。青少年育成事業は、青少年がその事業にさんかして、組織・団体・一般社会生活での行動規範を習得し、主張すべきは主張し、譲るべき時は譲歩することの出来るバランス感覚を身につけ、社会人として、更には人間として、どう在るべきかを学ぶ機会・場所を提供するものと考えます。そして、その対象を従来は10代半ばより20代前半においておりましたが、昨今の犯罪者年齢の低年齢化に見るところの子供の心の荒廃等は、遊びにおけるPC・TVゲームや塾通いで他人と交わる機会の減少に伴う、家族・友人等とのコミュニケーション不足、あるいは人間関係を上手に構築出来ないことにより、他の中の個として学ぶことの未熟さの現れであると思われます。

 平成17年9月4日に第1回「京都ウエストライオンズカップ」少年ラグビー大会が行われ、そして本年第8回の開催を迎えます。京都府下12の小学生のラグビーチームを対象とした大会で、京都府・京都市・京都府ラグビーフットボール協会など関係諸団体の皆様のご協力を頂き、毎年盛況になって参りました。

 ご参加頂きます各ラグビースクールでは、ラグビーというスポーツを通して、子供たちにとって決して楽ではない練習の中で、「One for all・All for one」の精神を体験させる事で、少年の健全育成に努めておられます。また、その努力の発表場所として「京都ウエストライオンズカップ」にご参加頂く事は、我々京都西ライオンズクラブの奉仕の大きな柱であり、青少年健全育成活動と目的を同じくしています。

 回を重ねるごとに思うことは、本大会第一回大会の優勝チームに所属した選手が、高校、大学へと進み全日本代表に選出される程強いチームも有り、なかなか勝てないチームもある中で、試合を終えたどのチームの子供も、勝敗の如何に関わらず、一様に一事を成し遂げたという満足感が顔に表れていますと、このラグビー大会の意義を再認識すると同時に、今後更に素晴らしい大会にしなければとの思いに駆れれます。

 

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