チョ・ヘミン(韓国): はい。
司会者: 日本は世界一の長寿国であります。
日本の中でも京都は高齢化が進んでおります。65歳以上でデータを見ますと日本は20%で京都は20.23%(東山区は28.4%)で四人に一人以上がお年寄りと言う事です。
チョ・ヘミン(韓国): 凄いですね。
司会者: また、男性と女性では全然違うのをご存知ですか?
チョ・ヘミン(韓国): はい。女性の方がもっと長生き出来るんですよね。
司会者: そうなんです。この東山区で言うと男性は24%、それに対して女性は31.8%なんですよ。女性の三人に一人は65歳以上という事なんです。これだけ日本の高齢化は進んでるんです。
チョ・ヘミン(韓国): はい。
司会者: そこで韓国は今現在いくらかご存知ですか?
チョ・ヘミン(韓国): そこまでは詳しく調べていませんが。
司会者: 韓国はね、今は9%、中国はご存知ですか?
オウ・フク(中国): いえ。
司会者: 中国は7.6%、ロシア13%、そしてイラン4.6%、ペルー5.3%、アメリカ12.6%が高齢化率なんです。
7%以上になると高齢化社会と言って、14%以上になると高齢社会と言われるんです。韓国は世界一急速に高齢化が進む国だそうです。
司会者: 「韓国で高齢者向けの取り組みをすると言う事を模索して行きたい」と、「私は帰国後、自分の国の福祉や老人制度についてよく勉強したい、そして日本で行われている望ましい制度や考え方を積極的に導入し、これからの韓国における高齢化社会のあり方を模索していきたいと思います」さぁこれからどう言う歩み方を将来やって行こうと思ってますか?
チョ・ヘミン(韓国):はい。個人的には向こうに来年戻りますので、今年交換留学生と言う形で来日しました。
向こうの大学に老人学科って言うのがあるんですよ。
その専攻を取ってみて、韓国の高齢社会はどのように構成されているのかもう少し詳しく勉強してみて、もし機会が与えられるのであれば、日本にまた戻って日本の大学院に進学し、高齢者問題についてより詳しく勉強したいと思いました。
もう一つは年金制度の改革と言うんですか、日本はこれから年金を60歳から65歳に上げると言う制度を行うそうですが、韓国はまだまだなんですね。
そう言う必要性をより強く主張してみたいなと言う事と、後、日本政府が企業側に定年を65歳までにして、定年まで仕事するように圧力を与えられているんですね。
でも韓国は大手企業ほど50歳から55歳の間で殆ど退職してしまうんです。
能力があるのに退職してしまう残念な現象がありますので、これから改善していきたいと思います
司会者: きっとそうしていかなあかんでしょうね。チョ・ヘミンさん政治家になりなさい
チョ・ヘミン(韓国): いえいえ。
司会者: それをやり抜くまで、応援しますので。では、そう言うチョ・ヘミンさん、これからの福祉頑張られます。拍手をお願いします。
司会者: はい、次はキム・ナムヒさん。
キム・ナムヒ(韓国): はい。
司会者: 「日本での異文化交流と将来の私」と言う事でお話頂きました。ちょっと聞きたいんですけどね、ヨン様ブーム、日本でのおばちゃまがそうなんですが、ある層の方々からの熱が高いんですが、その状態を韓国の方々はどのように観てられるんでしょうね?
キム・ナムヒ(韓国): ヨン様ブームの影響で、お互いを知り合えて、物凄くいい事だと思いました。だからヨン様ブームって言う現象は物凄くいい現象だと個人的に思います。
司会者: まぁどこまで続くか分かりませんけど、ほんとに日本で多くの人がテレビとかで放映されて観てられますのでね。さぁそこで面白い事を言ってくれましたね。
日本人との付き合いで誤解し易いと言う例で‘割り勘’と言う事。私もそのことは全然知りませんでしたね〜、韓国との交流もあるんですが。
向こうで払いますとか割り勘でと言うと失礼になるんですか?
キム・ナムヒ(韓国): そうですね。韓国人と付き合ってるとき一番難しいところなんですが、お金を出すタイミングなんですね、もの凄く難しいんですが。
例えば先輩と後輩が二人で食堂に行ったら必ず先輩が奢る。二、三回と行くとその内一回は後輩が奢ると言うことなんですね。女性は一銭も払わない、男性が圧倒的に奢ると言う形になってるんです。
司会者: ほ〜、必ず女性の分は男性が払う?
キム・ナムヒ(韓国): そうですね。でないとかっこ悪いとかセコイとか言われるんですね。
司会者: その辺中国とかはどうですか?
オウ・フク(中国): 払います
司会者: 割り勘とかは日本だけですか?イラン、ペルー、アメリカどうですか?自分が食べた物は自分で払うと言う基本的なことには違いはないんだけど、お客さんと一緒の時ですよね。
キム・ナムヒ(韓国): いえいえ違います。普通の席でも、割り勘と言う概念がないですね。
司会者: そうですか。じゃぁ職場で食べに行くと女性はタダ、男性の中で誰かが払うって感じですか?
キム・ナムヒ(韓国): いや、そうでもないです。例えば二人で行ったら男性が払います。司会者: そりゃ、恋人同士なら日本でも一緒です。他の国の方で日本人と付き合う場合、誤解しやすい事があれば教えてください。
カルロス・オチャンテ(ペルー): 日本人と付き合った事があったのですが、向こうでは挨拶する時、頬ずりしたり、抱き合ったりするんですが、それでヤキモチやかれました。
司会者: それはありますね。日本人は苦手なんですね、あの挨拶。そうでしょう、みなさん(会場に向かって)あれは慣れてないですもんね。その土地で経験しないと慣れないですよね。分かります。
司会者: では、前に進みますね。雨森芳洲と言う方の「誠信交隣」と言う・・勉強させて頂きました。
何で知ったんですか?朝鮮外交の第一線で活躍したと言う事で韓国の方では名が知られてる人なんですか?
キム・ナムヒ(韓国): 歴史を勉強している人は知ってると思います。僕みたいな一般人は知らないです。石川県の博物館で知って感動しました。
司会者: なるほどね。そこで韓国人と日本人を対象に新世代クラブと言う日韓国際交流クラブを作ったと言う事ですがメンバーはどの位ですか?
キム・ナムヒ(韓国): 最初4人からスタートしたんです。三ヶ月で30人、後、国際交流会館のバックアップで50人過ぎた時もありました。
司会者: 結構多いですね。後継者も育ってますか?
キム・ナムヒ(韓国): 責任者がみんな帰ったり、就職したりしてます。興味のある方は交流会館のチョン先生に行って頂ければいいと思います。
司会者: 国際ビジネスのプロになると言う一歩として日本の専門商社に内定を貰ったそうでおめでとうございます。
ちょっと拍手を(皆さん拍手)来春から就職と言う事ですね。ではそのクラブの後継者を作っておかなあきませんね。頑張って下さい。
キム・ナムヒ(韓国): 分かりました。
司会者: ありがとうございました。
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